フォームレイアウトの変更

フォーム画面の構成

フォームを画面を作成する場合、<input type="text" name="hoge">とinputタグを直接記述せず、Twig関数を利用してフォーム画面を作成します。

フォームをより詳しく理解するにはSymfonyのサイトをご確認ください。
https://symfony.com/doc/current/forms.html
https://symfony.com/doc/current/best_practices/forms.html

フォーム内容の出力方法

Twigではフォーム画面を作成する場合、専用の出力関数と変数を利用して作成します。

{{ form(form) }}
→引数にあるformとは、Controllerから渡されたkey名

このように記述するとフォーム項目が表示されます。 また、指定したフィールドを出力したい場合、

{{ form_row(form.name) }}{{ form_widget(form.name) }}

と記述します。

フォームレイアウトの変更

フォーム画面を作成する場合、form関数を利用すると自動的にタグが付加されてフォーム画面が作成されるようになりますが、デザインによってはフォーム画面を変更したい時があります。

EC-CUBEではフォーム内容を出力するためのテンプレートが用意されており、このファイルの内容を修正することでフォーム出力時のデザインを変更することが可能です。

フロントと管理画面のフォームレイアウトの配置場所です。

  • フロント用のフォームレイアウト
    ECCUBEROOT/src/Eccube/Resource/template/default/Form/form_div_layout.twig

  • 管理画面用のフォームレイアウト
    ECCUBEROOT/src/Eccube/Resource/template/admin/Form/bootstrap_4_layout.html.twig ECCUBEROOT/src/Eccube/Resource/template/admin/Form/bootstrap_4_horizontal_layout.html.twig

フロント画面で利用しているform_div_layout.twigの内容

フォームレイアウトの内容は block で定義されている関数(form_errorsやform_labelなど)を独自に上書きしています。
blockの後に続く form_errorsform_label がTwig関数と対応しています。

form_div_layout.tiwgの中身

{#
 - form_div_layout.html.twig
 - https://github.com/symfony/symfony/blob/master/src/Symfony/Bridge/Twig/Resources/views/Form/form_div_layout.html.twig
#}
{%- extends 'form_div_layout.html.twig' -%}

{%- block form_errors -%}
    {%- if errors|length > 0 -%}
        {%- for error in errors -%}
            <p class="ec-errorMessage">{{ error.message|trans({}, translation_domain) }}</p>
        {%- endfor -%}
    {%- endif -%}
{%- endblock form_errors -%}

{%- block form_label -%}
    {{ parent() }}
    {%- if required -%}
        <span class="ec-required">{{'common.text.message.required'|trans}}</span>
    {%- endif -%}
{%- endblock form_label -%}

{% block choice_widget %}
    {% if type is defined and type == 'hidden' %}
        {{ block('form_widget_simple') }}
    {% else %}
        {{ parent() }}
    {% endif %}
{% endblock %}

{%- block textarea_widget -%}
    {% if type is defined and type == 'hidden' %}
        {{ block('form_widget_simple') }}
    {% else %}
        {{ parent() }}
    {% endif %}
{%- endblock textarea_widget -%}

例えば、form_errorsを使ってエラーメッセージ表示のデザインを変更したい場合、

{%- block form_errors -%}
    {%- if errors|length > 0 -%}
        <ul>
        {%- for error in errors -%}
            <li>{{ error.message|trans({}, translation_domain) }}</li>
        {%- endfor -%}
        </ul>
    {%- endif -%}
{%- endblock form_errors -%}

pタグをulタグに変更することでエラーメッセージ出力時の表示内容を変更できます。

他のtwig関数も同様に、blockで定義されている内容を変更することでデザイン変更が可能です。

フロント画面でのフォームデザインの使い方

フロント画面からformを利用する場合、 {% form_theme form 'Form/form_div_layout.twig' %} を明示的に記述する必要があります。
これはformに対してどのformテーマを利用するかを宣言するものです。

利用方法

{% extends 'default_frame.twig' %}

{% form_theme form 'Form/form_div_layout.twig' %}

{% block main %}
・
・
・
{{ form_widget(form.name.name01, {'attr': {'placeholder': 'signup.label.family_name'}}) }}
・
・
・
{% endblock %}

上記にある、

{% form_theme form 'Form/form_div_layout.twig' %}

{{ form_widget(form.name.name01, {'attr': {'placeholder': 'signup.label.family_name'}}) }}

に出現する form はControllerから渡されるパラメータ名です。
Controllerから form1 として渡された場合、

{% form_theme form1 'Form/form_div_layout.twig' %}

{{ form_widget(form1.name.name01, {'attr': {'placeholder': 'signup.label.family_name'}}) }}

と記述する必要があります。

フォームのカスタマイズをより詳しく知りたい方はSymfonyのサイトをご確認ください。
http://symfony.com/doc/current/form/form_customization.html

 
 
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